| 全切開法 |
全切開法は二重の予定ラインに沿ってメスで切る、最もオーソドックスな方法です。確実に永久的な二重まぶたになるので、埋没法で元に戻ってしまった人にもお勧めです。5日目に抜糸のため、通院していただきます。まぶたの皮膚がたるんでいる人(これは上まぶたのシワ、タルミ取り手術になります)、脂肪が多く腫れぼったい人にもいい方法です。 (全)切開法は二重まぶた手術の基本です。決して大げさな手術ではありません。二重の形状だけに関して言えば、埋没法で作れる形は、すべて切開法で作ることができます。まぶたが厚く腫れぼったい人はある程度脂肪や筋肉を切除した方がスッキリするので切開法の適応にもなります。 切開法の長所はすっきりした二重を作るのを邪魔している余分な皮膚のたるみ、脂肪、筋肉を確実に取り去ることができることです。また、ある程度二重の形を変化させることもできます。たとえば内側を広い二重にすることや、逆に外側を広めにとることが可能になります。作り得る二重の形のバリエーションは埋没法より切開法の方が多いといえます。 切開法でのまぶたの傷跡全切開法の欠点は、第1にまぶたの傷跡が残ることです。 しかし、ある程度長い目で見ればこの傷はかなりきれいになります。1〜2年たっても目立つ傷跡というのはまぶたではほとんどありません。問題は術後1、2か月間の傷の赤みです。人間の体はどこを切っても必ず一時的な赤みが出ます。3か月目頃から徐々に引いてゆき、大体半年程で白くなって落ち着くものです。第2に切開法は埋没法に比べて腫れが強い、腫れが引くのに時間がかかるという短所があります。 第3に、この全切開法を受けても、ごく少数の方が元に戻ってしまうことがあることです。しかし、この戻りの原因は内部処理の不完全さにあることがほとんどです。再手術により修正することになります。 切った傷は縫うわけですから、少なくとも抜糸するまでの間、上まぶたには髪の毛のような細い糸が付いているわけで、抜糸まで5日かかります。そして腫れがある程度落ちつくのに10日〜2週間かかります。会社や学校に戻るのは、最低1週間、できれば10日から2週間は余裕をみたいものです。切ることでリンパの流れが妨げられ、腫れが完全に消失にはさらに3か月ほどかかります。患者さんにとっては一生に一回の手術のつもりで行なうものですから、術後数週間のことより、その後何十年先のことの方が重要なのは当然です。あまり腫れのことだけで手術方針を決めるべきではないでしょう。第3の短所は元に戻すことが難しいということです。一重まぶたを二重にすることはできますが、その逆に二重まぶたを一重にすることはできないのです。切開して作った二重が大きすぎて小さくしたい時、修正は難しいものになります。逆に小さすぎた時には大きい二重に修正するのはさほど大変ではありませんが、いずれにしても埋没法に比較すれば修正に手間がかかります。しかし、修正手術は決して不可能なものではありません。二重が小さすぎるので大きくしたい場合、これは比較的簡単です。前回切った傷の上の皮膚を切除すれば二重の巾は広げられます。前回の傷を含めて切除するので傷が増えることはありません。切開法で大きすぎる二重を作られてしまった場合が修正しにくいものです。切開法ではまぶたの中に傷跡があり、ある意味ではこのおかげで二重は決してはずれることなく維持されているわけです。この瘢痕を取り去っても、それだけではまたすぐ同じ位置に癒着が起こってしまいます。ですからそれを防ぐには、瘢痕を解除した所に脂肪を引き込んで再癒着を防止したりしなければなりません。同時に、皮膚は傷の下のまつ毛に近い側の皮膚を切除することになります。
▲このページのトップ |
|||||
|Home|はじめに|二重まぶた手術(重瞼術)|3つの落とし穴|手術への提言|Q&A| |